DETAIL
数百年に渡り先祖代々ブドウ栽培・ワイン造りを行っているドメーヌがほとんどのブルゴーニュ地方にあって、一代でしかも僅か数十年で世界的名声を築き上げ、モレ・サン・ドゥニで最も著名な造り手、そして、ブルゴーニュのワイン生産者としてはおよそ型破りな経歴の持ち主であるドメーヌ・デュジャックの当主ジャック・セイス氏。
1941年パリに生まれ、イギリスとアメリカで教育を受け銀行で研鑚を積み、父から譲り受けたパリの製菓会社をワインに魅せられ、売却し、代わりにモレ・サン・ドゥニのドメーヌ・グライエを1968年に買収しワイン造りの生活をスタートしました。
デュジャックのワイン造りは、ビオディナミ(農薬や化学肥料を使用しない自然農法)を用いて、自然な低温発酵と澱引きのみで、フィルターも用いないことで、ブドウの持つ本来の 可能性を最大限引き出しています。
色も薄く決して濃厚とはいえない味わいですが、低温による独特の醸造ゆえに、タンニンが滑らかで、早くからも美味しく飲め、また、バランスのよさゆえに、長期熟成も楽しみな、柔らかさと力強さを併せ持つ長命なワインとなっています。
プリュレ・ロック(D.R.C.の共同経営者)やD.R.C.のスタイルにも通じるクラシカルなブルゴーニュワインを造り続けることにおいて、セイスの右に出るものはいないとさえ言われています。
また、1987年以来、ドメーヌ・デュジャックのあらゆる仕事、特に栽培に 関し ては全てを担い、家族の一員であったクリストフ・モランが弱冠42歳の 若さで不幸な二輪車事故により失いました。 大きな悲しみ の中、セイスの長男、ジェレミーがクリストフ・モランの 栽培の仕事 を引き継いでいます
ジャック氏時代のワイン造りは完全無除梗による全房醸造がこのドメーヌの特徴で、梗が色素を吸収するためワインの色調は比較的淡く、それでいてなおかつ、香りと味わいはしっかりしているというものでした。
息子のジェレミー氏の代になってからはヴィンテージに応じて除梗率を変え、以前よりも色合いはしっかり、果実味も充実したものとなっています。
■クロ・ド・ラ・ロッシュ■
ドメーヌの本拠が所在するモレ・サン・ドニィは、5つのグラン・クリュを擁し、更に赤と白の両方が生産できる20のプルミエ・クリュがあります。
モレ・サン・ドゥニの5つのグラン・クリュのクロ・ド・ラ・ロッシュは、ボンヌ・マールと供にブルゴーニュの中でも最も長命なワインの1つで、プルミエ・クリュのモン・リュイザンの直ぐ下に位置して16.9027haに広がり、「クロ・ド・ラ・ロッシュ(4.5693ha)」、「モン・リュイザン・バ(3.7418ha)」、「モシャン(2.5672ha)」等、トータルで8つの区画で構成されています。
ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュのラトリシエール・シャンベルタンの南の延長部分に当たるため、濃密で堅く引き締まったタイプで、モレ・サン・ドニィの中でも最もしっかりした構成を持ち、モレ・サン・ドニィで最も長期熟成の力を備えています。
力強く、濃い色合いで、非常に複雑な香りを纏っていますが、それは果実(野生のチェリーやラズベリー、ブルーベリー、カシス)の香り主体で、更に炒ったコーヒー豆、キャラメルの香りも見せ、また熟成とともに黒トリュフの風味にしばしばスミレやコケモモ、湿った森の香りを優雅に組み合わせても醸し出し、豊かでコクのある味わいが特徴です。
デュジャックはクロ・ド・ラ・ロッシュのなかでも、ポンソに次いで第2位の所有者で、1.75haを所有しますが、その大部分はドメーヌ・デュジャック創設時、前身のドメーヌ・グライエから引き継いだ畑です。
最初に購入したモン・リュイ・ザンのリューディーの0.47haに始まり、クロ・ド・ラ・ロシェ、フロワショ、レ・シャビオのリューディにまたがって所有し、ボリュームが大きく、ストラクチャーがしっかりとしたデュジャックのクロ・ド・ラ・ロッシュは長期熟成に耐え得るワインで、デュジャックの造り出す数々のワインの中でも最上クラスのものと高い評価され、また、ロバート・パーカー氏も「ブルゴーニュで・最も偉大な赤ワイン」と自著の中で記しています。
生産者 ドメーヌ・デュジャック
生産地 ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区モレ・サン・ドゥニ村特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュ
A O C グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロッシュ
所有面積 16.9ha中、1.95haを所有(クロ・ド・ラ・ロッシュで第2位の所有率)
ブドウ品種 ピノ・ノワール 100%
平均樹齢 35年以上
平均収量 38hl/ha
収 穫 完熟した上質なブドウのみを細心の注意を以って手摘み収穫。
タイプ 赤のフルボディ
特 徴 不透明なくらいの濃い色合い、濃い密度の凝縮感に溢れ、ボリュームが大きく、ストラクチャーがしっかりとして、長期熟成に耐え得るスタイル。
クロ・ド・ラ・ロッシュはモレ・サン・ドニのグラン・クリュの中でも、より個性的で、重々しく深みのあるシャンベルタンにより近く、赤や黒の果実よりも、腐植土やトリュフの香りが強いのが特徴で、ボンヌ・マールと共にブルゴーニュの中でも最も長命なワインのひとつ。
料理
チーズ
提供 *AOCクロ・ド・ラ・ロッシュは熟成させるとタンニンが凝縮し、アロマも豊かになるので、ジビエにふさわしく、また牛のリブロース、中国料理では北京ダックやアワビの姿煮オイスターソースもおすすめで、さらに、タンニンはソフトだが力強いので、仔牛の蒸し煮やソース煮、仔羊のローストまたは蒸し煮にも好相性。
*チーズは個性のあるウォッシュタイプと好相性。
*サービス温度: 若いうちは12〜13℃、熟成させたものは15〜16℃。
商品仕様
シリーズ名 クロ・ド・ラ・ロッシュ
ブランド名 ドメーヌ・デュジャック
総本数 1
単品容量 750ml
ヴィンテージ 2023年
ぶどうの品種(ワイン) ピノ・ノワール
ワインの産地 フランス ブルゴーニュ
ワインの味 フルボディ
原産国/製造国 フランス
ブルゴーニュ格付け 特級畑(グランクリュ)